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【accuse A of B】 中国とフィリピン ―BBCニュース記事より―

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中国とフィリピン

★英語ニュースの単語と読解ができれば資格・試験・仕事にも役立つはず★

 

例文

China and the Philippines have accused each other of ramming coast guard vessels in a disputed area of the South China Sea.

 

 

日本語訳

中国とフィリピンは、南シナ海の係争地域で互いの沿岸警備隊の船舶に衝突したと非難し合っています。

 

文の構造

 


「accuse A of B」という構文は、「AをBで非難する」という意味を持ちます。この文では「each other」が「お互い」を指し、具体的な非難の内容は「of ramming coast guard vessels in a disputed area of the South China Sea」という形で詳細に述べられています。

 

AとBの役割

  • A: 動詞「accuse」の直接目的語(人や団体など、非難される対象)。
    • 例文で「A」に当たる部分は、「each other」(お互い)です。
      この部分が「誰が非難されているか」を示しています。

  • B: 前置詞「of」に続く前置詞の目的語(非難の内容や理由を示すもの)。
    • 例文で「B」に当たる部分は、
      「ramming coast guard vessels in a disputed area of the South China Sea」
      (南シナ海の係争地で沿岸警備船を衝突させたこと)です。

 

 

動名詞「ramming」はこの文で目的語として機能し、「衝突させる行為」を表しています。この文では、双方が相手を「沿岸警備船を衝突させた」ことについて非難していることを示しています。

 

 

 

単語確認

accuse(動)

語源
"accuse"は、ラテン語の「accūsāre」に由来し、「ad-」(~に向かって)と「causa」(原因、訴え)から成り立っています。

この語源からわかるように、「accuse」は誰かに対して原因や責任を問う行為を意味します。

 

意味
"accuse"は「非難する、告発する」という意味で、誰かが悪いことをしたと公に主張する際に使われます。

法律やニュース記事など、公式な文脈でよく使用されます。

また、日常的な状況でも誰かを責める際に使われることがあります。

 

"accuse of"は他動詞"accuse"(~を非難する)に前置詞"of"が続く表現です。

この表現は、「誰かを何かの罪で告発・非難する」という意味で使われます。

通常、"accuse"の目的語に非難される人、"of"の後にその非難の理由や罪が続きます。

 

例文

  1. The manager accused the employee of stealing office supplies.
    マネージャーは、その従業員が事務用品を盗んだと非難しました。

  2. She accused him of lying during the meeting.
    彼女は会議中に嘘をついたとして彼を非難しました。

  3. The government accused the company of violating environmental regulations.
    政府は、その企業が環境規制に違反したと告発しました。

 

参考:ほかの 「SV A of B」の型を取る動詞たち

studyfromweb.hatenadiary.com

 

 

ram(動)

語源
"Ram"という言葉は古英語の「ramm」から来ており、もともとは「雄羊」を意味しました。

雄羊が頭突きする動作が語源となり、「ram」は後に「力強く衝突する」という意味で使われるようになりました。

 

意味
"Ram"は「激しくぶつかる、衝突する」という意味で、特に力強く何かに当たるときに使われます。

この動詞は車両や船舶が意図的にまたは偶然に他の物体に衝突する状況でよく用いられます。

 

例文

  1. The truck rammed into the wall during the accident.
    そのトラックは事故の際に壁に激突しました。

  2. The ship rammed another vessel in the thick fog.
    その船は濃霧の中で別の船舶に衝突しました。

  3. He rammed the door open with his shoulder.
    彼は肩でドアを押し開けました。

 

coast(名)

語源
"Coast"は、中世フランス語の「coste」または「cote」に由来し、「海岸」や「沿岸」を意味します。

この言葉は、ラテン語の「costa」(肋骨、側面)から発展し、海や湖の沿岸を指す言葉として使われるようになりました。

 

意味
"Coast"は「海岸、沿岸」を意味します。

海や大きな湖に接する地域のことを指し、地理的な文脈や旅行の際によく使われます。

また、「coast along」で「惰性で進む」という意味もあります。

 

例文

  1. They walked along the coast enjoying the sunset.
    彼らは夕日を楽しみながら海岸沿いを歩きました。

  2. The east coast of the country is known for its beautiful beaches.
    その国の東海岸は美しいビーチで知られています。

  3. Many small towns are located along the coast.
    多くの小さな町が海岸沿いに位置しています。

 

vessel(名)

語源
"Vessel"はラテン語の「vās」(容器)から派生し、古フランス語の「vaissel」を経て現代英語に取り入れられました。

当初は液体を入れる容器を指しましたが、次第に船舶や血管など、何かを運ぶための手段を指す言葉として使われるようになりました。

 

意味
"Vessel"は「船舶」や「容器」を意味します。

特に、海や川で使用される大型の船を指します。

また、生物学では血液や液体を運ぶ「血管」や「管」を指す場合もあります。

 

例文

  1. The vessel set sail at dawn.
    その船は夜明けに出航しました。

  2. A large vessel was anchored in the harbor.
    大きな船舶が港に停泊していました。

  3. The vessel carried goods across the ocean.
    その船舶は海を越えて貨物を運びました。

 

dispute(動)

語源
"Dispute"はラテン語の「disputare」(議論する)に由来し、「dis-」(分離、反対)と「putare」(考える、計算する)から成り立っています。

この語源から、異なる意見や考えを議論し、反対する行為を意味するようになりました。

 

意味
"Dispute"は「異議を唱える、争う」という意味で、誰かの意見や行動に対して反対する際に使われます。

特に、事実や決定に異議を唱える場合や、法的な問題や交渉で使われることが多いです。

 

例文

  1. The employees disputed the changes to their contracts.
    従業員たちは契約の変更に異議を唱えました。

  2. The company disputed the claims made by the plaintiff.
    会社は原告が行った主張に異議を唱えました。

  3. Scientists dispute the validity of the new theory.
    科学者たちはその新しい理論の正当性に異議を唱えています。

 

 

 

その他今回参照ニュース記事から

www.bbc.com

現在完了形 (Present Perfect Tense)

引用文:
"China has repeatedly blamed the Philippines and its ally the US for the escalating tensions."

 

日本語訳:
中国はフィリピンとその同盟国であるアメリカを、緊張の高まりに対して繰り返し非難してきました。

 

解説:
この文では、"has repeatedly blamed" の部分が現在完了形を表しています。

現在完了形は、過去に始まった行為や状況が現在まで続いている、またはその影響が現在も続いていることを表します。

この文では、中国が過去に何度もフィリピンとアメリカを非難し、その非難が現在も続いていることを意味しています。

 

 

単語確認

collision(名)衝突、衝撃

語源:
「collision」は、ラテン語の「collidere」から来ており、「col-(一緒に)」と「laedere(打つ、傷つける)」が結合したものです。

これが直接的に「衝突する」という意味に発展しました。

 

意味:
「collision」は、物理的な衝突や意見の対立を指す時に使われます。

特に車や船などの事故の文脈でよく使われます。

 

例文:

  • The two cars were involved in a collision.
    2台の車が衝突事故に巻き込まれました。

  • There was a collision between the ships.
    船同士の衝突がありました。

  • The collision caused severe damage.
    衝突は深刻な損害を引き起こしました。

 

harassment(名)嫌がらせ、ハラスメント

語源:
「harassment」は、フランス語の「harasser」から派生し、「疲れさせる、悩ませる」という意味がありました。

英語では「嫌がらせ」や「ハラスメント」という意味で使われます。

 

意味:
「harassment」は、誰かを繰り返し困らせたり、脅迫したりする行為を指します。

職場でのハラスメントや日常生活での嫌がらせなど、広い文脈で使用されます。

 

例文:

  • She filed a complaint about workplace harassment.
    彼女は職場でのハラスメントについて苦情を申し立てました。

  • Harassment of any kind will not be tolerated.
    どのような嫌がらせも許されません。

  • The harassment made him feel unsafe.
    その嫌がらせにより彼は不安を感じました。

 

escalate(動詞)エスカレートする、増大する

語源:
「escalate」は、「エスカレーター(escalator)」に由来し、1960年代に「徐々に増大する」や「段階的に悪化する」という意味が転じて使われ始めました。

 

意味:
「escalate」は、状況や問題が次第に悪化する時に使われます。

特に紛争や問題が深刻になる時に使われることが多いです。

 

例文:

  • The conflict could escalate into a full-scale war.
    その紛争は全面戦争にエスカレートする可能性があります。

  • Prices have escalated rapidly in recent months.
    最近数か月で価格が急速に上昇しました。

  • The situation escalated quickly.
    状況はすぐにエスカレートしました。

 

recognize(動詞)認識する、認める

語源:
「recognize」は、ラテン語の「recognoscere(再び知る)」から来ており、「re-(再び)」と「cognoscere(知る)」が結合して、「再び知る」すなわち「認識する」という意味に発展しました。

 

意味:
「recognize」は、過去に見たことがあるものや、理解したことがあるものを再び知覚する時に使います。

また、正式に何かを認める時にも使われます。

 

例文:

  • I recognize that face from somewhere.
    私はその顔をどこかで見覚えがあります。

  • The government recognizes the importance of education.
    政府は教育の重要性を認識しています。

  • He was recognized for his contributions to science.
    彼は科学への貢献で表彰されました。

 

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