長距離フライトで「無」の時間が話題に ー スマホや画面なしの旅はフライト後も続く?
★英語ニュースの単語と読解ができれば資格・試験・仕事にも役立つはず★
例文
The viral trend of enduring long flights with no phones, screens or distractions recently captured the world's attention.
But what if we remain unplugged once we step off a plane?
日本語訳
スマホや画面、その他の気を散らすものなしで長距離フライトに耐えるというバイラルなトレンドが最近、世界の注目を集めました。しかし、飛行機を降りた後もそのまま「無」の状態を続けたらどうなるでしょうか?
文の構造
単語確認
viral(形)
語源
「viral」はラテン語の「virus」に由来します。
「virus」は元々「毒液」や「毒素」を意味し、後に医学の分野で「ウイルス」という微生物を指すようになりました。
これが英語に取り入れられ、「viral」は「ウイルスに関連する」意味で使われました。
デジタル時代に入り、この言葉は情報がインターネットやソーシャルメディアを通じて「ウイルスのように」急速に広がる様子を表現する比喩的な意味に拡張されました。
意味
「バイラル」
情報、トレンド、コンテンツがインターネットやSNS上で瞬く間に拡散すること。
特に動画や画像、ミームなどが短期間で多くの人々に共有される際に用いられます。広がる速さや影響力の強さを強調する言葉です。
例文
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The video went viral overnight, gaining millions of views.
その動画は一晩でバイラルとなり、数百万回も再生されました。 -
A viral marketing campaign helped the company gain new customers.
バイラルマーケティングキャンペーンが、その会社に新しい顧客をもたらしました。 -
Her tweet about the event became viral, sparking a large discussion online.
彼女のイベントに関するツイートがバイラルとなり、大きなオンライン討論を引き起こしました。
endure(動)
語源
「endure」はラテン語の「indurare」に由来します。「in-」(~の中で)と「durus」(硬い、強い)が組み合わさり、「堅固にする」「耐え忍ぶ」という意味を持ちます。
古フランス語「endurir」でも同様の意味を持ち、これが中世英語に取り入れられて「endure」(耐える、持続する)として定着しました。
この語は、困難や苦痛に対して耐え抜くことや、長期間にわたって持続する能力を指すようになりました。
意味
また、「endure」は持続性や根気強さを表し、何かを成し遂げるために困難に耐え抜く姿勢を強調する表現としても広く使われます。
例文
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They had to endure harsh conditions during the expedition.
彼らは探検中に厳しい条件に耐えなければなりませんでした。 -
The marathon runners must endure hours of physical strain.
マラソンランナーは数時間の身体的な負担に耐えなければなりません。 -
She managed to endure the long meeting without getting bored.
彼女は長い会議に飽きることなく耐えることができました。
distraction(名)
語源
「distraction」は、ラテン語の「distrahere」(引き裂く、引き離す)に由来します。
「dis-」(離れて)と「trahere」(引っ張る)が結びつき、「注意をそらす」「集中を分散させる」という意味を持つようになりました。
この語は中世フランス語を経て英語に入り、「気を散らすもの」や「混乱」といった意味を持つようになりました。
「distraction」は、もともとは精神的な混乱を指す言葉でしたが、現代では注意をそらす要因全般を意味します。
意味
「気を散らすもの」、「注意や集中力を妨げるもの」
これは、外部からの刺激(音、映像、電話など)や内部の要因(考え事、感情)によって引き起こされることが多いです。
仕事や勉強中に集中を妨げる要因としてよく用いられますが、心理的なストレスや疲れを避けるために「distraction」を意図的に利用する場合もあります。
つまり、気分転換として使うこともあります。
例文
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The noise outside the window was a major distraction during the exam.
窓の外の騒音が試験中の大きな気を散らす要因でした。 -
He turned off his phone to avoid any distractions while working.
彼は作業中に気を散らされないようにスマホの電源を切りました。 -
Social media can be a huge distraction when you're trying to focus.
ソーシャルメディアは集中しようとする時に大きな気を散らす要因になります。
recently(副)
語源
「recently」はラテン語の「recens」(新しい、最近の)に由来します。
「recens」は、新鮮で最近起こったばかりのことを指す言葉として古代ローマで使われていました。
この語は中世フランス語を経由し、英語では「recent」という形容詞として取り入れられました。
「recently」という副詞形は、「近い過去において」ある出来事が起こったことを表現するために使われます。
意味
「最近」
特に過去のある時点から現在までの間に何かが起こったことを表す副詞です。
具体的な時期を明確に示さず、過去数週間や数ヶ月の期間に焦点を当てた柔軟な表現です。
ニュース、日常会話、学術的な論文など、さまざまな場面で使われます。
例文
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I recently started a new job at a tech company.
最近、テック企業で新しい仕事を始めました。 -
Have you seen any good movies recently?
最近、何か良い映画を見ましたか? -
The company recently launched its latest product line.
その会社は最近、最新の商品ラインを発表しました。
capture(動)
語源
「capture」はラテン語の「captura」(捕まえる、奪取する)に由来します。
この語は、「capere」(取る、つかむ)が語源で、「何かをしっかりとつかむ、所有する」という意味を持っていました。
古フランス語の「capturer」では、戦争や狩りにおいて物理的に敵や獲物を捕まえることを指し、そこから英語においても「捕まえる」「奪う」という意味が定着しました。
その後、比喩的な意味として「注意を引く」「心をとらえる」という用法が発展しました。
意味
「捕まえる」、「奪う」、「とらえる」
物理的に何かを捕らえること、または人々の注意や心をつかむことを意味します。
また、抽象的な意味では感情や興味をとらえる場合にも使われ、強く印象を与えることを表現します。
例文
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The photographer managed to capture the perfect moment during the sunset.
写真家は夕日の完璧な瞬間を捉えることができました。 -
Her speech captured the audience's attention from start to finish.
彼女のスピーチは、最初から最後まで聴衆の注目を集めました。 -
The movie captured the essence of the book perfectly.
その映画は本の本質を完璧に捉えていました。
その他今回参照ニュース記事から単語の勉強
A better way to 'raw-dog' travel
より良い『無計画旅行』の方法
この記事は、最近話題となった「raw-dogging」という旅行トレンドについて紹介しています。
「raw-dogging」とは、飛行機の長時間フライト中にスマホや娯楽を使わず、飲食や睡眠もしない挑戦で、有名人も参加して注目を集めました。
さらに、目的地でもスマホを使わず、地元の人々と交流しながら旅行を楽しむことで、より深い体験が得られると提案しています。
著者は、スペインのパルマ・デ・マリョルカでこの方法を実践し、地元の文化や人々との交流を通じて、デジタルデトックスの価値を実感したとまとめています。
単語確認
boast(動)自慢する
語源:
boastは古英語の「bost(誇り)」に由来します。
これは中英語でも同様の意味で使われ、徐々に「自慢する」「誇示する」という現在の意味に変化しました。
元々は威張って誇示するというネガティブなニュアンスを持つことが多かったのですが、現代英語ではポジティブな誇りも含む文脈で使われることがあります。
意味:
「自分の所有物や能力について誇らしげに話す」
特に、他人に自分の達成や特別な何かを示す際に使われます。
日常会話やビジネス、スポーツにおいてもよく使われ、時には謙遜しない態度として批判されることもあります。
例文:
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Manchester City forward Erling Haaland posted a video of himself on a seven-hour flight, boasting "no phone, no sleep, no water, no food."
マンチェスターシティのフォワード、アーリング・ハーランドは、7時間のフライトで「電話なし、睡眠なし、水なし、食べ物なし」と自慢する動画を投稿しました。 -
He often boasts about his achievements.
彼はしばしば自分の業績を自慢します。 -
The company boasts excellent customer service.
その会社は優れた顧客サービスを誇っています。
mindful(形)気を配っている
語源:
mindfulは、古英語の「mynd(記憶、思考)」と「-ful(〜でいっぱい)」が組み合わさってできた言葉です。
初期には「思慮深い」「注意を払う」という意味で使われ、現在の「気を配っている」「今この瞬間に集中している」という意味に発展しました。
意味:
「注意深く」「今この瞬間に集中している」状態
特にマインドフルネス(瞑想の一種)に関連して使われ、ストレスを軽減し、精神的な健康を向上させるために重要な考え方として広く知られています。
心理学や自己啓発の分野で頻繁に使用されます。
例文:
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Studies have shown that focusing on the present and being mindful can have a positive impact on health and wellbeing.
研究によると、現在に集中し、注意深くあることが健康や幸福感に良い影響を与えることがわかっています。 -
He is always mindful of other people's feelings.
彼はいつも他人の気持ちに気を配っています。 -
It's important to be mindful when crossing the street.
道路を横断する際には気を配ることが大切です。
detox(名・動)解毒する、デトックス
語源:
detoxは「de-(取り除く)」と「toxin(毒素)」からなる造語で、19世紀後半に医学分野で使われ始めました。
「detoxification(解毒)」が正式な形で、「毒素を体外に排出するプロセス」を指しますが、次第に日常生活やデジタル依存からのリセットの意味でも使われるようになりました。
意味:
「体内の有害物質を除去すること」
現在では「デジタルデトックス」や「メンタルデトックス」のように、身体だけでなく心や生活から不必要なものを取り除くことも含みます。
現代の生活習慣を見直す際によく使われます。
例文:
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I wondered whether there was something deeper or even detox about the digital detox part of the raw-dogging trend.
私は、「raw-dogging」トレンドのデジタルデトックス部分に、何か深い意味やデトックス的なものがあるのかどうか考えました。 -
He went on a detox to cleanse his body.
彼は体を浄化するためにデトックスをしました。 -
Taking a break from social media is a form of detox.
ソーシャルメディアから離れることもデトックスの一種です。
tethered(動)繋がれている
語源:
tetheredは古ノルド語の「tjōthr(縛る)」に由来し、元々は動物を杭やポストに繋いで行動範囲を制限する意味で使われました。
中世英語においても同様の意味で使われ、現代では物理的な制限だけでなく、精神的・デジタル的な「束縛」を表す比喩的な意味でも広く使われています。
意味:
「固定する」、「繋ぎとめる」
現代では、スマートフォンや仕事、責任などに「縛られている」という比喩的な使い方も多いです。
技術やデジタル依存の文脈でよく見られます。
例文:
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Travellers are often tethered to their phones as they navigate a new place.
旅行者は新しい場所を移動する際、しばしば電話に繋がれています。 -
We are often tethered to our phones.
私たちはしばしば電話に束縛されています。 -
The boat was tethered to the dock.
ボートはドックに繋がれていました。
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