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【動詞の型】 SVA of B 型で英文が読める

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SVA of B 型には2パターンあります。

  1. 「伝達」系:inform / remind/ convince / warn など
  2. 「略奪」系:rob / deprive / cure / relieve など

 

それぞれを詳しく見ていきましょう。

 

1. 「伝達」系:inform / remind/ convince / warn など

これらの動詞はすべて後ろに A of B の型をとり「AにBを伝える」の意味です。

伝達の内容はそれぞれ、

  • informが情報、
  • remindが記憶、
  • convinceが確信、
  • warnが警告、

です。

 

 

「inform A of B」

inform A of B」という英語の表現は、「AにBについて知らせる」という意味になります。この表現は、特定の情報、ニュース、または知識を他の人や団体に伝える場合に使用されます。

 

例 (inform):

I informed him of the meeting.
(彼に会議について知らせた。)

この文では会議という情報を伝えています。


The teacher informed the students of the test next week.
(先生は来週のテストについて生徒に知らせた。)

この文では来週テストがあるという情報を伝えています。


Please inform the manager of any changes.
(何か変更があれば、マネージャーに知らせてください。)

この文では変更があった際にその情報を伝えるようにお願いしています。

 


このように、「inform A of B」は非常に汎用性の高い表現で、ビジネスから日常会話まで幅広く使われます。注意点としては、この表現は一方的な「知らせる」行為を指すため、対話や議論を意味するわけではありません。

 

 

 

「remind A of B」

remind A of B」という英語の表現は、「AにBを思い出させる」という意味になります。この表現は、人々が何かを忘れている可能性があるときや、特定の事物や状況が他の何かに似ていて、それを思い出させる場合に使用されます。

 

例 (remind):

This song reminds me of my college days.

この曲は私に大学時代を思い出させる。


I need to remind him of the meeting tomorrow.

明日の会議を彼に思い出させる必要がある。


The aroma of the coffee reminded her of her grandmother's house.

コーヒーの香りが彼女に祖母の家を思い出させた。

 


この表現は、日常会話、ビジネス、文学、心理学など、多くの異なる文脈で使用されます。特に、過去の経験や感情、忘れてしまいそうな義務や約束などを思い出すために使われます。

 

remind A of B」のニュアンスは基本的に中立ですが、文脈によってはポジティブまたはネガティブな感情を引き起こすことがあります。

たとえば、

「美しい夕日が幸せな瞬間を思い出させる」場合はポジティブなニュアンスがありますが、

「期限の近づいているプロジェクトを思い出させる」場合は、ストレスやプレッシャーを感じるかもしれません。

 

 

 

「convince A of B」

convince A of B」という英語の表現は、「AにBを納得させる」または「AにBを信じさせる」という意味になります。この表現は、特定の考え、事実、または行動に対する認識や信念を変えるように人を説得する場合に使用されます。

 

例 (convince):

It took a while to convince her of the benefits of the new policy.

新しい方針の利点を彼女に納得させるのにしばらく時間がかかった。


The lawyer convinced the jury of his client's innocence.

弁護士は陪審員にクライアントの無罪を信じさせた。


Can you convince the team of the need for this change?

この変更の必要性をチームに納得させることができますか?

 


この表現は、ビジネス、政治、教育、日常生活など、多くの異なる文脈で使用されます。

特に、意見や行動を変える必要があると感じた場合、または何らかの事実や考えを確認させたい場合に使われます。

 

convince A of B」は、その目的や結果によってはポジティブまたはネガティブなニュアンスを持つことがあります。

たとえば、

「誤解を解いて人々を納得させる」場合はポジティブな効果があるかもしれませんが、

「不正確な情報を用いて人々を誤って納得させる」場合はネガティブな効果があるでしょう。

 

 

 

「warn A of B」

warn A of B」という英語の表現は、「AにBについて警告する」という意味になります。この表現は、特定の危険、リスク、または不都合な状況について人々を事前に知らせる場合に使用されます。

 

例 (warn):

The weather forecast warned us of a coming storm.

天気予報は私たちに来る嵐について警告した。


The teacher warned the students of the consequences of cheating.

教師は生徒たちにカンニングの結果について警告した。


The label warns consumers of potential side effects.

ラベルは消費者に潜在的な副作用について警告している。

 


この表現は、日常生活、ビジネス、教育、科学、医療など、多くの異なる文脈で使用されます。

特に、何らかの形での損失や被害を防ぐために、事前に警告や注意が必要な状況でよく使われます。

 

warn A of B」は、一般的にはネガティブな状況や危険を回避または軽減するための有用な手段として見られ、その意味でポジティブなニュアンスも持っています。

しかし、警告が過度で不必要な場合や、警告が無視された場合には、ネガティブな結果を招く可能性もあります。

 

 

 

 

 

2. 「略奪」系:rob / deprive / cure / relieve など

これらの動詞は SVA of Bの型をとり「AからBを奪う(取り除く)」という「略奪」の意味を表します。

 

略奪の内容はそれぞれ、

  • robが金品などを無理やり奪う、
  • repriveが必ずしも違法性を伴わず権利や自由などを奪う、
  • cureが病気を奪う=病気を治す、
  • relieveが心配などの厄介なものを取り除く、

です。

 

 

 

「rob A of B」

rob A of B」という英語の表現は、「AからBを奪う」という意味になります。この表現は、何らかの財産、機会、または価値が不正または強制的に取り去られる場合に使用されます。

 

例 (rob):

The thief robbed him of his wallet.
泥棒は彼から財布を奪った。


The company was robbed of important data.
その会社は重要なデータを奪われた。


She was robbed of her chance to speak.
彼女は発言する機会を奪われた。

 

 

この表現は主に不正や犯罪的なコンテキストで使われますが、比喩的にも用いられることがあります。

 

例えば、

He was robbed of his youth by the disease.

彼は病気によって若さを奪われた

 

のような形で、何かが非物質的なもの(時間、機会、健康など)を奪ったと表現することもあります。

 

 

 

「deprive A of B」

deprive A of B」という英語の表現は、「AからBを奪う」という意味になります。この表現は、何らかの資源、権利、機会などが特定の人物、団体、場所から取り除かれる場合に使用されます。

 

例 (deprive):

The court deprived him of his driving license.

裁判所は彼から運転免許を奪った。


The war deprived many people of their homes.

戦争は多くの人々から家を奪った。


Lack of education can deprive you of many opportunities in life.

教育の欠如は人生での多くの機会を奪う可能性があります。

 


この表現は、法律、社会問題、政治、教育など、多くの異なる文脈で使用されます。

特に、何らかの形での不公平や不正があると考えられる状況で、その事実や結果を強調するために使われます。

 

deprive A of B」は、通常、ネガティブなニュアンスを持っています。

なぜなら、この行為は一般に不利益や損失をもたらすものだからです。

この表現が使われる場合、多くの場合、A に対する何らかの形の不公平や不正が存在するという暗黙の前提があります。

そのため、この表現はしばしば批判的な文脈で用いられます。

 

 

 

「cure A of B」

cure A of B」という英語の表現は、「AのBを治す」という意味になります。この表現は、病気、障害、または何らかの不快な状態が特定の治療や手段によって解消される場合に使用されます。

 

例 (cure):

The doctor cured him of his illness.

医者は彼の病気を治した。


The new medication can cure patients of chronic pain.

新しい薬は慢性的な痛みを持つ患者を治すことができる。


Years of therapy cured her of her phobia.

長年の治療で彼女の恐怖症は治った。

 


この表現は、医療、心理学、一般的な健康に関する話題など、多くの異なる文脈で使用されます。

特に、何らかの形での苦しみや不快な状態が解消されると期待される場合に使われます。

 

cure A of B」は一般的にポジティブなニュアンスを持っています。この表現が使われると、通常、A の生活の質が向上すると期待され、その治療や手段は有益であると見なされます。

ただし、治療が不完全である場合や、副作用がある場合など、文脈によっては異なる解釈が可能です。

 

 

 

「relieve A of B」

relieve A of B」という英語の表現は、「AからBを取り除く」または「AのBを軽減する」という意味になります。この表現は、負担、痛み、責任などが特定の行動や状況によって減少または解消される場合に使用されます。

 

例 (relieve):

The medicine relieved her of pain.

その薬は彼女の痛みを軽減した。


The manager relieved him of his duties.

マネージャーは彼から職務を解任された。


The scholarship relieved me of the financial burden.

奨学金が私の財政的な負担を軽減してくれた。

 


この表現は、医療、ビジネス、日常生活など、多くの異なる文脈で使用されます。

特に、何らかの形での不快感や負担が存在し、それを解消または減少させる必要がある場合に使われます。

 

relieve A of B」は一般的にポジティブなニュアンスを持っていますが、文脈によっては中立的またはネガティブな解釈も可能です。

 

たとえば、「痛みを軽減する」という文脈ではポジティブな効果があるとされますが、「職務を解かれる」という文脈では、その人が何らかの理由で職務に適していなかったと解釈される可能性もあります。

 

 

 

 

 

おまけ



この本を参考に作成しています。