受動態は2パターンを覚えておきましょう。
日本語の言い回しと違うので、
1.能動態で訳す
2.能動態になおして考える
の2点を注意して見ていくのがいいです。
1.能動態で訳す
例文1
The special book can be bought by anyone.
直訳は
「その特別な本は誰によっても買われることができる」
となり、おかしな日本語になります。
「れる・られる」でおかしいときは、能動態で訳します。
受動態の S は能動態の O で、by以下が能動態の S に当たります。
よって、もとの文は、
Anyone can buy the special book.
「だれでもその特別な本を買うことができる」
です。
英語の受動態文を日本語になおそうとして「れる・られる」で違和感を感じる場合は、能動態になおして訳したほうがきれいな訳になります。
例文2
I was reminded of our plans to go shopping.
直訳は、
「私は買い物に行く計画を思い出させられた」
ですが、わかりにくいので能動態を考えます。
was reminded of はもともとは remind A of B 「AにBを思い出ださせる」です。
A と B の関係は A が B を思い出すという関係なので、
was reminded of で「~を思い出す」と訳します。
→「私は、買い物に行くという私たちの計画を思い出した」
2.能動態になおして考える
例文1
I was made to go against my will.
能動態で考えると made me go against my will 「私の意思に反して無理やり行かせた」なので、これをもとに訳すと
→「私は自分の意志に反して、無理やり行くはめになった」
例文2
In Britain, February is thought of as one of the worst months.
is thought of as の能動態は、 think of A as B 「AをBとみなす」なので、これを意識して訳します。
→「イギリスでは、2月は最悪の月のひとつとみなされる」
例文3
She was robbed of her ring last night.
was robbed は rob A of B 「AからBを奪う」の受動態なので、これを意識して訳します。
→「彼女は昨晩、指輪を奪われた」
この本を参考に作成しています。