-ing には4つのパターンがあります。
1.動名詞 → S・O・Cになる
2.進行形 → be 動詞+ -ing
3.現在分詞の形容詞用法 → 名詞+ -ing
4.分詞構文 → 文頭・文中・文尾で動詞を修飾
文中で -ing を見つけたら、動名詞か現在分詞です。
文のS・O・Cなら動名詞です。
C にあたらず be 動詞の後ろなら現在分詞で進行形をつくります。
形容詞句をつくって後ろから名詞を修飾していたら現在分詞です。
分詞構文の型にあてはまれば、現在分詞で分詞構文をつくっています。
1.動名詞 → S・O・Cになる
例
<Learning to read a language> is best taught in the classroom.
言語を読めるようになることは、教室で最もよく教えられる。
Learninig は名詞句をつくります。
Learning to read a language までの意味のカタマリをつくって文の主語になっています。
-ing を見つけて、名詞句をつくり文のS・O・C になっていれば動名詞で「~すること」です。
2.進行形 → be 動詞+ -ing
例
The telephone rang when I was taking a shower.
私がシャワーを浴びている最中に、電話が鳴った。
taking は be 動詞の後ろで、S=Cが成り立ちません。
第2文型とならないので、進行形をつくっている現在分詞です。
be 動詞の後ろの -ing は基本的に進行形で、S V Cが成り立つ場合だけ第2文型の補語の動名詞です。
3.現在分詞の形容詞用法 → 名詞+ -ing
例
She published an article questioning the cause of the accident.
彼女は、その事故の原因を疑う記事を公表した。
questioning は questioning the cause of the accident という形容詞句をつくります。
an article を修飾しているので、現在分詞の形容詞用法です。
-ing が形容詞句をつくって後ろから名詞を修飾していたら現在分詞です。
4.分詞構文 → 文頭・文中・文尾で動詞を修飾
例
Realizinig that he had a talent for languages, he decided to train as an interpreter.
彼は言語の才能があると悟ったので、通訳の訓練をすることにした。
Realizing は -ing (p.p) ~, S V . という分詞構文の型にあてはまるので、現在分詞で分詞構文です。
p.p. は過去分詞のことです。
文頭の分詞構文は「時」か「理由」です。
前後関係を考えて、「言語の才能があると悟ったので、通訳の訓練をすることにした」と、理由「~なので」と訳します。
分詞構文の型は、
①文頭 -ing (p.p.) ~, S V .
②文中 S, -ing(p.p) ~, V .....
③文尾 S V, ing(p.p) ~.
の3つです。
これらにあてはまれば分詞構文と判断します。
まとめ
-ing のパターンは4つ。
1.動名詞 → S・O・Cになる
2.進行形 → be 動詞+ -ing
3.現在分詞の形容詞用法 → 名詞+ -ing
4.分詞構文 → 文頭・文中・文尾で動詞を修飾